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(2009.08.22-2015なう)
2015年9月26日     豊胸から数年経った今

術後2年が経っても気になっていた脇の傷跡が気づいたら
目立たなくなっていました(^^♪
うれしい反面面倒だなと感じることも。

※メンテナンス:
もうマッサージをしなくて良いのですが、ブラジャーによって胸が
固定されていることにより、固くなっていることがあるため、
お風呂場では軽くマッサージを心がけています。
シャーベット状のものが崩れる感触があり、
やはり放置してしまうと拘縮の危険性があるみたい((+_+))

※ノーブラが苦痛:
Gカップ位のためノーブラになると重みを感じ、ブラジャーは就寝直前まで
離せません。眠る時も体の位置により筋が引っ張れる痛み、
胸を押さえつけるような体制で眠ってしまった翌日は痛みを伴います((+_+))
就寝中もナイトブラなど胸を保護するものが必要です。

※サイズ選び:
大きな胸に憧れがちですが、気に入った服が合ってもサイズが合わない、
男性はすぐに胸を触りたがる、ブラジャーの選択枠が少なくなるうえに
値段も高くなるなど、思ったよりもメリットが少ない(・_・;)
Dカップ位が理想かも。

豊胸手術は日々のメンテナンスが大切だと感じました。拘縮はいつ生じても
おかしくありません。面倒かもしれないけれど、歯磨きのように毎日の習慣に
してしまえば、気にはならないです。


3月30日          アンドロキュアの威力!?

抗男性ホルモン剤、アンドロキュアを飲んでいる間はお髭が
生えての比較的柔らかかったのに、止めてからは硬いものが
生えてくるのが気になる((+_+))

最近は女性でもお髭が生える人もいるみたいだから、
いざという時にはその手で、誤魔化という手もあるけど…

アンドロキュアは、私にとっては強い味方だったのかも。
でも、飲み続けると肝臓に違和感を感じたのも事実です。
身体に優しい抗男性ホルモンが剤がないのかな。


2014年3月21日     倦怠期!?

久々に思い出したように、書いてみました(;´・ω・)
眠りから目覚めると、ブラジャーを身に着け、着替えて、
お化粧をして、仕事に出かけ、色々な人たちの前に現れる…

そのような一連の動きが、以前のようにトキメクことなしに、
無意識、機械的に流れています。男性の時にそうであったように、
女性として意識することがなくなっているのが原因です。

私はふと感じた。女性として生きていることが、本当に幸せで
あるのかということを。


11月24日         嬉しかった♪

前回お話した友人に再び会うことになりました。
冗談交じりに私は女性からもモテるんだ、と話すと、
『男性からは分かるけど、女性からは許せない。』
そう嫉妬交じりに言われました。嬉しかった♪

最近の私は、女性として一定の評価を得ることにでなく、
一人の人間として認められることに満足を感じています。
恋愛対象も男性だから、女性だからという域を超えてしまった
ような気がします。ただ、パートナーが遠い存在である今でも、
一番であることは、一生変わらない。


11月11日         過去を話すこと

少し前のことになりますが、ある女友達に彼女がなかなか
人に話せないで悩んでいたことを、打ち明けられました。
はっきりとは思い出せませんが、何かがきっかけで私の過去を
話してしまいました。かなり驚いた様ですが、一瞬のことですぐに
いつものように戻っていただけでなく、お互いの信頼関係が
より深まる結果になりました。

それから、しばらくした先日、その友人から相談を受けていました。
男性絡みの問題ですが、内容からは話せる人がかなり限られる
ことが想像出来、私の過去を引き合いに話を進めるのが、良い
かもしれないと判断し、より詳細に話しました。SRSを行っていない、
結婚は男性とでなく女性とであったことなど…

そうしているうちに、時折彼女が私のことを男性として見てしまって
いて、あらゆる点での距離を感じるようになりました。SRSを行って
いないことを話したことは、致命傷であったようです。

彼女とは二人で旅行に行くことを話し合っていましたが、実現に
いたることはないでしょう。せっかく時間をかけて得た信頼関係
でしたが、私のことを知り過ぎた彼女とのお付き合いは、自然消滅
させるつもりでいます。

今後は男性に結婚でも申し込まれない限りは、如何なる状況でも
決して過去を話さないと、決意しました。たとえ諜報員のように、
過去を偽って生きていくのが、どんなに辛くとも私はマリーナとして
生を受け生きて来たと、、、



9月8日           苛立つ自分の性

懲りずにまたデートをしちゃいました(^_^;)
当初はお互いに飲みたいお酒が一緒だったので、それを味わい、
女同士の時のような気遣いが不要な、いつもと違った会話を
楽しむつもりでした。

でも、奥さんの身体に触れようなものなら、手ではじかれたりと男性
として相手にされないなど、話を聞いているうちに、朝早くから夜遅く
まで働いているのに可愛そうに思えてきました。

飲んでいる時は普通に振舞ってくれていたのに、お店を出て外を
歩き始めると、自然な流れで腕を組んで歩いてた。それでも事務的に
振舞おうとしても、時間と共に男性に守られいるように感じ、いつの
間にか身を任せるように寄り添ってしまうのね。これじゃどう見ても
恋人同士にしか見えない。

案の上ホテルに誘われたけれど、適当な理由をつけて断らざるを
得なかった。一体私は何を求めているの?この中途半端な身体で。
そんなに男性に癒されたいのなら、さっさと手術を行えばいいじゃない!

そんな簡単なことがなぜ出来ないのと、私に言いたいです。
もう元に戻る可能性が限りなくゼロに近い、パートナーへの想いが、
断ち切れないために、男でも女でもない状態で生きて行く私。
皮肉にも一般女性以上に、男性を惹きつけるフェロモンを得た身体で。

時には頭がおかしくなりそう。
一体いつになったら、結論を出せるのかな。



8月18日          本当の意味でのパス

女友達のお誘いで、こじんまりした飲み会に参加しました。
会が盛り上がって行くと、その中の一人に来週に別の飲み会があり、
一緒に行かないとお誘いを受けました。冒頭の友人も当初は友人の
友人でした。それが、私とお話したい、友達になりたいと別の友人を
通じて言っていただいた結果、仲良くなったのでした。

友人が別の友人を紹介してくれる。何ともありがたいことです。
新しい性別でも社会に溶け込み、人間関係を円滑に行うこと。
それこそが本当の意味での、パスではないのとかなと感じました。

女性として生きるからには、容姿、声などは女性に見られことは、
空気の存在のように当然であり、女性社会では何の意味も持ちません。
本当に大切なのは、いかに、内面が魅力的な人間になれるように
目指さすことではないでしょうか。人間的にまだまだ未熟な私には、
容姿パスを目指していた時以上に、難しさを感じています。


8月16日          軽視されがちな声

MtFの人とお話しすると、いつも気になることがあります。
女性に見えるために容姿を気にされる割に、声は男性そのままな人が
少なくありません。更に大きな喉仏を揺らして話されると、いくら女性の
格好をしていても台無しです。

容姿は努力以外にも、生まれつき持ったもの、年齢、職業、生活環境
により個人差が大きく、何よりもその人の努力を認めてあげたい為、
百歩譲って極力拘らない様にしても、声や話し方が酷いと、女装子さんと
どう違うのかが、脳裏を横切ったり、女性をバカにしているような不快感
さえ感じます。

当事者の方と話しながら歩いていると、服装と声のギャップで振り向かれる
ことが幾度とありました。それも同じ女性に。それでも恥ずかしくないのかが、
とても不思議です。夜道であれ、飲食店内であれ、一緒にいる者としては、
もう少し気遣いが欲しくなります。

声は容姿に比べると、重要度が低く見られがちですが、女声は決して
高くて澄んだ声になることではなりません。女性らしい柔らかな話さを
試みるだけで、体内により女性らしい気持ちが宿り、そのオーラが
相手にも伝わります。その上で、人間的な良さが表れていれば、
多少見た目に難があっても、声を通して女性らしさを感じられることで、
女性として扱われるようになります。私はそれらを積み重ねることで、
決して綺麗でもなく、酒焼けした声でさえ、女性の仲間入りを果たしました。

声は見た目同様に大切であると、当事者の方は意識されているのですが、
実際は気づかぬところで、軽視されているような残念な印象を受けました。
電話で話すことが多い職場なら、声が全て。
そして、たとえ一瞬、女性に見えたとしても、大きな喉仏があると、
男性であることは一目瞭然で、全ての努力が水の泡なのに。


7月5日           たとえモテても…

好意を持ってくれた男性に、私のことを話したら案の定、ドン引きされてしまいました。
そんなことが続き、男性に嫌気が刺し、気が付くとある女性と夜の人通りの少ない
場所とはいえ、抱き合っていました。

そのままどこかに泊まって、朝まで抱き合いたいという気持ちが高まっていたのも
つかの間、私が何者かである現実に襲われてしまったの。

今この瞬間は女性としての私に好意を抱いてくれている。
でも、服を脱ぐと幻滅されてしまう。
そんな恐怖心に襲われてしまいました。

結局は男性だけでなく、女性に対しても中途半端な存在であることを、
再認識してしまいました。

最近もある男性に私の事を話したら、最初は大丈夫と言っておきながら、
本当にそうなのと確認され、そうと答えると、見事に引かれちゃった(ToT)

人里離れて暮らしたい。


5月31日           嬉しい配慮

健康診断に行ってきました。
性別欄を見て驚かれるか、性別欄に気づかずに生理について聞かれ、以前のように
生まれてから一度もないと答え、目をグルグル回されるかを考えると苦痛でした。

ところが今回は、その他大勢の一人として非常にスムーズに事が進みました。
何気なしにカルテを見ると性別欄が女性になっていました。
あぁ〜、助かった。予約を入れる際に気を使ってくれたんだと、心の中で感謝です。

でも、それだけではなかったのです。
何気なしに保険証を手にすると、性別欄まで『女』になっていました!
えっ、いいのかなとも思いましたが、社会的混乱を避けると言う意味では、
的確な配慮をいただいた気持ちが、非常に嬉しかったです。

これで堂々と病院に行けます♪


3月16日           ニセおっぱいの威力

職場の女の子に一緒に写真を撮りたいと頼まれました。
寄り添って仲良くです。10cmのヒールを履いていたので、彼女との身長差が大きく
ある種のコンプレックスを感じていました。

するとその子がいきなり、私の胸が柔らかいと発したのです。
そう、彼女の顔が私の胸に当たっていました。

シリコンの胸で男性は騙せても、女性にはすぐに見破られると思っていましたが、
そう言ってもらえて、嬉しかったです。時々でもマッサージをしていて良かった♪


2012年2月28日      女子に揉まれ過ぎて

超が100個ぐらい付くほど久々に日記を書いてみました。

現在は何と恐ろしい!!女子だけの職場で働いています。
女子として生活することが空気のように感じられるようになった今でも、
かなりきつい環境です。

男性に女子だけの職場であることを話すと、『いいな〜(^_^)』と言われるのに対して、
女性に同様のことを話すと、『女子だけの職場はイヤだ!!』と返ってくるほどです。
横のつながりの強い女子社会は、周囲との調和が重視され、お互いをけん制しながら、
本音で話しづらい環境にあり、多くのことでお互いに気を使い付かい疲れます。

体調のことがあるにせよ、男性がいないことを良いことにすっぴんで現れたり、ゲロい話題
が普通に行われたりして、女子力が低下しそうです。いえいえ、むしろ私の場合は男子が
いない分、宝塚の男役を意識することがあり、かなりヤバイ状況です(^_^;)

大奥で揉まれるのは勉強になりますが、やはり、男女双方の共存が大切だと実感しました。


2011年6月19日???????? 女性とニューハーフの評価差

以前このブログに載せたある写真に対して、女性に見えるよというコメントを
頂きましたが、期待したオカマさん好きな男子からの連絡はありませんでした。

MIXIのプロフィールに何気なしに、同じ写真を貼り付けました。
親切に「オカマ・GID・ニューハーフと呼ばれている人種です」と記載すると
同様に無反応でした。

ところが、上記カッコ内の項目を削除すると、反響があるだけでなく、
「モデルさんみたい」という恐ろしいメッセージまで入っていました。
人の好みの多様性を知ると共に、私の趣味には無関心で、遊び目当ての
出会い系そのままで、イヤになりました。

そこで、一つの実験を行いました。
「惚れた」というメッセージをいただいた方に、返信をすると間髪を入れず
返事が来て、予想通りお友達になってくださいと来ました。何がお友達なの、
どうせホテルに行きたいだけなのにと思いつつ、いよいよです。
「ニューハーフだけど」と書いて送信すると、ピタッと途絶えました。
メールの向こう側で瞬間冷凍が起こってしまったのが、容易に想像出来ます。

断るには良いアイデアですが、真実を告げるだけで180度反応が変化するのは、
リアル社会と同様で当たり前とはいえ、お嬢様からホームレスに没落した
ような複雑な気持ちを味わえます。ニューハーフ好きな人がいることは、
マイナー社会での出来事で、一般社会からすると、どれだけ好印象、高評価を
抱かれても所詮は同性愛になり、対象外のオカマにしか過ぎません。

同じ一枚の写真にしても、私が何者であるかによって100点満点から0点まで
評価が変動するのは、喜んでいいのか悲しいのか、???な気持ちになります。


2011年4月25日???????? 女は顔じゃない!付いているかどうか!

『どうせお尻で稼いでいるんだろ!』
セクシャルマイノリティに対する理解が進んだとはいえ、世間一般の認識は
まだそんなものかも。私が本当のことを話せなかったために。

帰宅途中に誘われたオトコと呑んでいました。
目的が分かっているから、断るつもりだったけれど、年齢的な限界を
感じ沈んでいた私にとって最高の誘い文句で、OKしたのが始まりでした。

最初こそは自分のペースで飲んでいたのが、既に少しお酒が入っていたのと、
気分が優れず悪酔いしていたので、いつの間にか相手のペースで飲まされ
フラフラ状態になっていました。

気付いたら激しくキスをされ、男の手がブラの中で大きく動いていたの。
一段落すると、ようやく現実に戻り、頭グルグル状態で話を切り出しました。
『私ね、実は、はるな愛ちゃんと同じ過去を持っているの。』
この一言ですっかり引かれちゃった、、、当たり前だけれど。

冒頭の言葉は、よほどの悔しから出たんだろうね。
ハーフと信じていた女が、ニュー付きだったら落胆度合いが半端じゃないはず。
『オンナは見た目じゃない!アソコが付いているかどうかが全て!』

私は彼に対して、何も言い返せなかった。
騙すつもりはなかったけれど、オンナとして生きること自体空気のような存在に
なってしまった今、過去と現実を忘れてしまうことが時にはあります。
それに、あまりにも楽しそうにされると、何も言えなくなってしまう。
私は、相手を傷つけたことに対して、ゴメンねと言うのが精一杯だったの。


10月24日???????? 完パス=男性目線

女性を目指した初期の頃、私の最終目標は完パスや埋没でしたが、トランスが進むにつれて
おかしい事に気付きました。どんな容姿に生まれたって、女性に見えるかどうかを意識する
女性はいない。少なくとも女性として生まれた人達には存在しない単語であって、
あくまでも男性目線のものだから。

それに、完パスや埋没を最終目標に置いてしまうと、それ以上の成長を望めない…
そう思っていた私でしたが、実際は最終目標にすることが出来ないことにも気付きました。

ファッション一つを例に取ってみると、自分では密かに楽しんでいるつもりでも、
女子達にはしっかりとチェックされていて、より上のレベルを期待されるようになって来ます。
美容やファッションの話題になると、まるで得意分野であるかのように意見を求められたり…

たとえ、上手く答えられたと内心喜んでいても、女性暦=年齢と思われているわけだから、
元オトコだレベルからは良くできましたでも、周りからは当たり前程度にしか見られない事実。
視点や物事の捉え方の基準を、より高く設定しないといけない事を痛感しました。
華やかに見られ喜んでいたのもつかの間、イメージを維持する為に更なる努力が要求され、
その為かそろそろ限界とか、もう疲れたと感じたり、挫けそうになる事が少なくありません。

でも、負けるのが悔しい、今よりも輝きたい、少しでも上位に組み込みたいから、頑張るだけ。
やらなければ脱落してしまう。弱肉強食社会で生きて来た私に、常に付きまとう恐れ。
その繰り返しの日々だったりして。

不屈の精神を持って女性として全力で生きていると、外見・内面共にやるべきことがあまりにも
多すぎて、オトコであった過去を意識している暇なんてないのが、正直なところ。


10月9日???????? 揉まれて女子力アップ!

華やかな女性達に接する機会に恵まれました。
国際的舞台で活躍されている方もいて、舞台映えするお化粧、素敵なドレスなど
非常に参考になるものでした。特に驚いたのは、誰もが自信に溢れていること。

そんな人たちを見ていると、自然と負けたくないという闘志が、無謀にも湧いてきました。
ドレスを着ることが出来ない分、ラメ入りストッキングで足を強調したり、一日中ピンヒールで
歩き回る事がどれだけ無謀かを承知の上で、彼女達の華やかな雰囲気を密かに真似ていました。
(そう勝手に思い込んでいただけだったりして。
おかげで夜は、眠るのが一苦労するほど、足が痛かったですが(^_^;)

何日かそのように振舞っていると、遂に、歌い手さんに間違われましたヽ(^o^)丿
そして、もっと嬉しかったことは、外国人のおばさんに私を見るなりいきなり、
"You are so beautiful !"と言われたことです。

今回感じたのは、女子力をアップするには、よりレベルの高い女性の中で揉まれる事が大切だと。
同時にRLE(手術前に望む性別で生活する事)は、失敗して傷つく事を恐れずに、実践の場数を
踏むことが重要だと改めて実感しました。そして、自信を持って振舞うことです。

正直きつかったけれど、おかげで新たな自信が付きましたが、疲れたというのがホンネです。


9月19日???????? 同じニオイ?オカマさん?

とある会場のインフォメーションデスクに、お手伝いに行って来ました。
そのデスクに座っていた女性は、堂々としていて気が強そうで、聞こえてくる流暢な
アメリカ英語からは、まさにキャリアウーマンを感じ、私の苦手なタイプです

私への説明が終わり、私のおバカさを見られないように、極力話さないようにしていると、
その人からこう言われました。

「先日会場に来られた際、私と同じニオイがプンプンして、ぜひお話をしたいと思っていました。」
もしかして、生まれた時は男の子!?

そのわけは、他の日本人女性にはない、独特の同じ匂いを感じたとの事です
よく聞くと、お互い雰囲気が華やかだということでした。
それにしても彼女はすごい自信。私も同人種と思われてしまった以上、負けたくない。
メルアドを交換して、近いうちに呑みに行くことになりそうです。

これじゃ、お気軽にオンナですなんて言ってられない。
周囲の期待に応える為というか、私自身の為に女性度をもっと磨かないとね


9月11日???????? 自然体が一番

ゴホゴホ、ゴホゴホ力強い咳が全然止まらない。これじゃワイルド系でなく、
実はニューハーフなんでしょうと、チェックの細かい人たちに突っ込まれるは時間の問題かも。
そう感じた私は、はるな愛さん風に明るく振舞い、仕事中もおしゃべりに励んでいました。

そして、最近ようやく咳も治まった今日、休憩時間に意外なことを言われました。
優雅な雰囲気や、オーラを私が持っているって私の風邪が移り、その子の脳みそが
いかれちゃったのかも。

手厳しい女の子達からは色気があると言われたことはあったけれど、素直には喜べなかった
から、内面性を褒めてもらえ、とても嬉しかった。 でも、イメージを維持する為により一層
頑張らないと。

また、話し方を合わせて評価してもらえのも、大きな励みになりました。
(女言葉は後発的に覚えた言葉だから、教科書みたいな話し方しか出来ないだけなのです。
なんて言えなく、貴族などセレブな人たちと接することがあったからと、ごまかしておきました。

思うに、明るく誰とでも、時にはバカさ加減を前面に押し出し、コミュニケーションを取る様に
試みた結果、女子達に好印象を与えることが出来たからかもしれません。
最近は恋愛の相談を受けたり、愚痴や悪口もよく聞かされています。

常に自然体であること。
MtFの人たちはどうも過去を引きずったり、女性社会を意識し過ぎる傾向があるようだけれど、
元男性にありがちな理屈で考えるのでなく、ごく自然に自信を持って振舞っていると、
彼女達になじみ普通にコミュニケーションが取れて来るみたい。
これが意外と大切なことかも、、、

9月3日???????? キケンな仕草

咳が止まらない。
さすがにこれだけ長引くと目立ち、こんなことを言われました。
「たまに、男の人みたいに咳き込む時があって、威厳がありますね。」
ゲロゲロ、、、非常にマズイのですが…

更にスナック菓子の配給があり、時間が遅くお腹の空いていた私は無心につまみながら
労働に励んでいました。すると、隣のチェックの細かいお姉さんが私の動向を見逃さず、
「ガサガサと袋に手を入れて、オヤジみたいに食べていたね。」と、突っ込んできたの。

ありゃ、今日は最悪というよりも女性達の前で最近、気を抜き過ぎかも。
気を引き締めて行かないと。

見た目や声も大切だけれど、何気ない仕草が実は非常に重要かつ、長年に渡って
染み付いた習慣や動作を変えることは、とっても難しいと痛感しました。

RLE(手術前に望みの性で生活すること)の限界を今、ひしひしと感じています。
それは…


8月21日???????? 風邪で困ること

風邪を引いちゃいました。(+_+)
頭痛、悪寒、熱は辛いけれどそれ以上に、問題になりそうなことが二点発覚です。

まずは声。
ただでさえやけた声が、よりハスキーな声になってしまう。
そのことをある女性同志に言うと、元からそんな声じゃないで片付けられたけれど、
私の中ではハスキーボイスの中にも何段階かあるから、深刻なのよね。
その分、より笑顔を作って接客に努めているけれど、何かアンバランスな感じ。

もう一つは咳。
喉がイガイガしてくると、突如、気管支から発せられる咳。
これが可愛くなかったりするから一大事。

咳き込みそうなときはトイレに直行するけれど、そうでない時は出来るだけ
我慢して止めるようにしているけれど、逆に調整が上手く行かず爆発してしまうの。
ワイルド系で通っているにしても、オヤジみたいに咳き込むねとは言われたくないから。

昨日は満遍なく水分を補給しながら、飴を10個以上食べるなどの対策を一人必死に
取っていました。(^_^;)

こんなとこにもトランスの課題が潜んでいたとは。
あといくつ、お山を越える必要があるのでしょうね。


6月27日???????? シーメール回避!

『アンドロキュアの逆副作用』に悩まされた、男性機能復活がようやく息を潜めました。
ホルモン注射を打つ病院を変えた事が、全ての始まりだったとは、その時は気付きませんでした。

そこで最もポピュラーな注射は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが混じったもので、比率は2:1。
そう、これまで卵胞ホルモン100%でトランスを続けてきた私の体に、3分の1の卵胞ホルモンが
不足した事が、私には悪影響を及ぼしたようです。

黄体ホルモンのおかげで、久々に胸に張りが出てきましたが、同時に乳がんのリスクが高まる
ことも否定できません。胸は女性のシンボル。乳房を失うなんて、耐えられない。自ら進んで
リスクを負うなんてバカみたい。精一杯守ってあげたい存在。そんな想いと、GID(性同一性障害)
の方たちのメッカなのか、それと分かる人で溢れ返っている雰囲気に抵抗を感じ、2度通った
のみでした。

以前のところで卵胞ホルモンのみの注射を再開すると、男性機能が再び眠りに就いてくれました。
また、黄体ホルモンが、私の体に合わなかったこともあります。
これまで、注射を打った後は何も感じなかったのが、黄体ホルモンが体に入った直後は、
体内から精力剤が効いているような違和感があったり、ボーッとのぼせた感がありました。

今はアンドロキュア(抗男性ホルモン)を飲んでいないけれど、オカモン(オカマのフェロモン)を
周囲に振り撒くことにより、女性としての輝きをより意識して、女性ホルモンを高める試みで、
以前は2アンプルの効き目が10日位で切れていたのが、もう少し持続するようになりました。

もう少しで、シーメールデビューするところでしたが、自棄になって早まらなくて良かった。
その時は勢いで乗り切っても、きっと後悔していたことが、容易に想像がつくから。
そんなことが、過去にもあったから、、、



5月27日???????? 改名審判で重視したこと

改名から一年が過ぎました。
裁判所で名の変更申立て時に、前例がなくまず無理だとまで言われた私。
ハンデがあった分、絶対に勝ち取りたいという気持ちが強く、審判当日では
二点を重視しました。

まずは服装。どう見ても男性名では、生きて行けないような身なりで出頭しました。
改名を成功させるには、女性としての自信を持つことが重要です。特に内面からのオーラを。
普段容姿に自信のない私も、その日ばかりはイメトレで女性らしさを演じました。
オカモン(オカマのフェロモン)全開で臨んだためか、GID以外の話ばかりが続き、
完全に引かれているのではと焦り、思い立ったように伝えたいことを話し始めました。

改名希望を訴えるのではなく、男性名では如何に社会的信用を失うかを、具体例を挙げて、
改名せざるを得ない状況にある旨を説明しました。最初の服装でインパクトが功を奏したのか、
女性らしい繊細さに欠ける私の容姿でも十分な説得力を持ったようです。
その結果、あっさりと改名許可が下りました。

ただし、改名後の人生が薔薇色にはなりませんでした。
年金手帳の再発行に訪れた際、係りの人が記入する書類で性別欄が「女」に丸を付けらても、
手にしたものは元のデータベース通り「男」でした。
性別欄という、たった一文字の壁はとてつもなく大きく、別の意味での苦悩がより増しました。
具体例を挙げると、後に続く方を失望させてしまうため、今は触れませんが…

本人確認で大もめした結果、本人が気付かないうちに住民票の性別が女性になっていた、
RLE(手術前に望む性で生活すること)の成果が重視されたヨーロッパ。
対して女性として生活する上、最も重要な社会的適性よりSRS(性別適合手術)が全ての日本。
国によってここまで両極端とはね…
私は社会のお墨付きを得た前者の方が、大きな自信につながり嬉しいな。

改名済みでも諸事情からSRSに移せない人は少なくないはず。
そのような人を何人も知っています。
せめて、社会的適性を重視するなりして、性別変更基準を変更して欲しいな。



5月21日???????? 涙が止まらない物語

パートナーから送られてきた封筒には、一枚の印刷物が入っていました。
題名は、「雲のともだち、マリーナ」

マリーナはいつも微笑んでいる、愉快で柔らかな雲です。
好奇心が強く、他の雲たちとは遠く離れたところを散歩していました。

ある日、山の頂さんと出会い、彼女に特別なものを感じました。それ以来、
二人は一時も離れることがありませんでした。マリーナは山の頂さんに雨を降らし、
彼女はマリーナにお話を聞かせて あげていました。

ある日、マリーナは旅立ち、冒険を続ける決心をしました。
忘れられたお友達、山の頂さんには雨が降ることはありませんでした。

マリーナは色々な所で過ごしましたが、どこも居心地が良くなく、どの頂にも雨を降らす
ことは ありませんでした。お友達だった山の頂さんのことを思い出したマリーナは、
彼女に悪いことをしてしまったことに気付きました。

文章はここで終わっています。
原文はもっと良い話ですが、私の乏しい語彙力ではこの程度です。(~_~;)
次に、「物語はどのように終わりますか」と設問があり、生徒が続きを考えるものでした。
そして、私にも物語を完成させてね♪とありました。

まるで私のことを物語っているような超リアルさ。
偶然にもこの物語を見つけてきたパートナーは、一体どのような気持ちで読んだのかしら。

プリントと一緒に同封されていた大きな写真には、聡明で美しい女性の姿が。
物語を読んでいる間同様に、写真に視線を落とした瞬間、涙が溢れ止まらなくなったの。
こんな素敵な女性の元を離れてしまった私は、一体何をしていたの?
いくら私が性的違和感で苦しんでいても、他に方法があったのかも。
あの時は、人の気持ちを理解できる余裕がなかった。それから…
考えれば、考えるほど、頭の中が真っ白になってしまう。

今はこれ以上考えることをやめよう。
物語を完成させることだけを考えて、、、
まずは、お洒落な便箋を買いに行かないと。
それから、写真に相応しい、フォトフレームもね。



5月12日???????? アンドロキュアの逆副作用

服用後わずか一月で邪魔な男性ホルモンの破壊が始まり、五ヵ月後には男性機能を
ほぼ死滅させたアンドロキュア。私の女性化促進を早めてくれた強力な助っ人。
服用開始二年になろうとしていた昨年晩秋に、体調面から服用を止めました。
その逆の副作用とも言えるのでしょうか、先月、信じられない体験をしてしまいました。

明け方に目が覚めると、尿が出そうな感覚に襲われ、性感がなくなっているはずの
あの部分が気持ち良くなった時は手遅れ。あまりにも恐ろしく直ちに寝直しましたが、
ホルモン服用後に一度も経験したことのない夢精でした。

更にここ一月くらい気になるのは、起床時を含めあらゆる状況下でも決して
硬くなることのなかったモノが、ホル開始前までは行かなくても、開始初期状態
まで戻っていることです。先日も最悪の状態時に…
容姿の女性化に反比例し、知らないうちに男性ホルモンの逆襲が始まっていたの。

気持ちが落ち込んだ時に聞く曲が「ソビエト国歌」になっていたり。
赤の広場には私の巨大な肖像画を掲げパレードを行う群集を、レーニン廟のひな壇
から観閲したり、熱弁を振るっている姿が浮び、思考が闘争的になり、日常生活でも
性格が悪い意味で男性的に戻りつつあるように感じます。

アンドロキュアの力は偉大だった、私にとって。
服用を再開すれば、頭がおかしくなることも、男性器の復活も以前のようになくす
事が出来る。でも、体への副作用を考えるとリスクが高い。一日も早くSRSに臨めば
良いけれど、諸事情からすぐというわけにも行かないの。

このまま進行すれば、シーメール状態になってしまう。
去勢を考えてみようかな。それが、今の私にとって最善かもしれない。
今の状態が続くと、肉体面・精神面に与える苦痛で自己崩壊してしまいそうだから。


3月28日???????? Gカップ初体験♪

違和感を感じる胸。どうも体は未だ新しい胸に馴染んでいないようです。
揺れないのは皮膚が大きさに対して伸びていないのかも。
皮膚が落ち着けば少しは揺れる。そう考えるようにしていますが、気分が曇りがちに
なることも少なくなく、気晴らしに郊外のショッピングモールに出かけてきました。

広々としているのに、床に柔らかめのじゅうたんが敷き詰められているためか、
歩き続けても足が疲れずいつも以上にショッピングを楽しめます。
気分が晴れてきたこともあり、普段は素通りするギャル系のランジェリーショップに
入ってみました。サテンのショッキングピンクやパープル系、星やハート柄など、
派手なブラが勢ぞろいしています。でも、妖しげな雰囲気に欠けている。
私の趣味とは異なり出ようかなとした時に、一つ興味深いものを発見し試着室へ。

Fカップなのに厚手パッドが入っています。そのまま着けると胸が浮きまくりで、
一人笑っちゃいました。一体、何のためでしょうね???
それを取り除くと本来のブラの機能を発揮してくれたのですが、何かしっくりと来ません。
お姉さんに見てもらうと、少し小さいとの事でした。太ってアンダーが立派になった
のかなと焦り気味の私に、80のものを試すと脇が余り、合わずホッとしました。

別のお店で、先ほどの問題を話し勧められたものを試着すると、いつもの通りホックを
2段留めたのにまだ1つ残っていました。もしかしてぽっちゃり系のもの?やはり太ったの
かなと不安げに着けると、フィットして一種のショックを受けました。店員さんに恐る恐る
聞いてみると、Gカップだそうです。おデブ体型になっていないことに安心しましたが、
鏡で見るとそれほど大きくない胸なのに、どうしてそんなサイズになるかが不思議でした。

アニマル柄が増えちゃうことに迷ったけれど、ストラップに付いている小さなキラキラ輝く
ストーンが可愛く、肩から見えてもおかしくなかったので、豊胸後の初ブラとしてゲット。
同時に細かすぎるサイズ展開に不満を抱きました。
ラテン民族のようにもっとアバウトに、3つくらいに絞って欲しいものですね。



2月22日???????? リードされまくった日々

ブログを読んでいると、女性として外出してリード(元の性を見破られる)された
回数がみなさん少ないようで、感心しちゃいます。私は何度経験したのでしょうね。
他のMtFの人たちには、リードされた回数は負けないかも。^_^;
望む性での外出を戸惑っている人の気休めになったりして…

最初の頃は人の全視線が私に集まっているように感じ、顔を上げる事が出来ませんでした。
他人は意外に無関心という事に気付くと、ようやくパートナーやカミングアウト済の
友人達とカフェに入れるようになりました。軽くでもお化粧していた私と女性達で
気持ち上は男性がいないはずなのに、ウエイターなどからは女性複数形を使用されず、
男性が一人でも混ざっている場合の男性複数形で、私が男として認識されていました。

投薬後5ヶ月くらいになると、ホルモン剤が徐々に効いてきたのか、女性に見られたり
扱われたりして喜んでいましたが、それは好意的な人によってパスさせてもらって
いただけでした。職場では欧米人は男っぽい女性で通っても、日本人には無理と
言われていたしね。

私の女性としてのパス度の低さは、教育がない為正直過ぎる移民達によって
視線だけでなく、言動によってリードされる事がホル開始後8ヶ月までありました。
極めつけは女性として初めての帰省時、出発空港内を歩いていた時です。
出入国審査の事を考え、いつもよりメークやファッションに気を使っていたのですが、
スーツケースをラップで包む仕事をしている南米系男性に、
「いかがですか、ダンナ!」
とデリカシーの欠片もなく、大声で笑いながら言われる始末でした。
また、偶然同じ飛行機になった日本人の知り合いたちにも、日本で女性に見られるか
どうかは不明と、いくら現実とはいえ最悪。

更に追い討ちをかけるように、女性としてのパス度を上げるために行った美容室では
思うような髪形にならず、ショックはマリアナ海溝より深いものでした。

ところが底辺まで落ちてしまい、それ以下がないと思うと心に余裕が出るのですね。
それからわずか2週間、自分自身に自信を持つ事を覚えると飛躍的に状況が好転
し始めました。気持ちの切り替えでそこまで変わるなんて、不思議ですね。



1月29日???????? モスクワ風豊胸手術♪

乳腺の中途半端な発達のおかげで乳頭の位置が悪く、バランス上アンダーバストの
位置が下がる、更に人工乳腺バッグ直径にも影響し、二つの胸がくっついた谷間を
強調した形のバストにならない。別のクリニックで聞いても、同じような胸の女性の
症例を調べても同様の結果。

アンダーが下がるということは胸元の開いた服では、服の外で胸が盛り上がらない。
色々と悩みましたが、元の体は女性らしい繊細さ、色気のない悲惨なもの。
せめてバストだけでも女性らしくなりたい。遂に意を決し、豊胸手術に望みました♪

出来上がった胸は、子供の頃夢見たソビエト共産党書記長兼最高会議幹部会議長に
なれなかった代わりに、モスクワ赤の広場で有名なワリシー大聖堂の屋根のたまねぎ
のような感じになりました。パートナーのアドバイスにより少し小さめの325ccですが、
私の胸には制約が多く、高さの出るタイプのバッグを選んだ結果です。
(タイプについては後日お話しますね。)まだパンパンに腫れた状態なので、
落ち着いたらもう少し普通の形になるのかな。

バッグを大胸筋下(筋肉の下)に入れていない為、手術後の激しい痛みはなかったですが、
一週間経った今でも筋肉痛の痛みがあり、特に朝は体が固まっているためか、ベッドから
出るのがちょっとしたセレモニーで予想外でした。大胸筋膜下という乳腺と大胸筋の
間にある薄い膜の下に入っているのですが、やはり膜が引っ張られていている分、
痛いのでしょうね。乳腺下にしておいた方が良かったかな。

気になるアンダーの位置は、事前に分かっていても未だ抵抗を感じますが、
早く慣れないと、無理矢理皮膚を伸ばされて苦しんでいる胸が可哀想だものね。

落ち着くまでに最低一月、皮膚が伸びるのにはもっとかかるそうです。
あとは時間と共にきれいな胸になり、揺れてくれることを祈るだけです。



2010年1月13日???????? 育ちの悪い胸

遅れながら、明けましておめでとうございます。(~o~)
お腹が空いたので少し冬眠から目覚めました。

女性ホルモンにより少し膨らんだ胸。
でも形が良くなくコンプレックスを感じ、豊胸手術のカウンセリングに行ってきました。
大胸筋の発達で元の性が分かるようなので、男性として生まれたことを話すと、既に
豊胸を行ったのかと聞かれたりとある程度のボリューム(Bカップ)があると言われ
ニコニコでした。

そんな笑顔もつかの間。
胸を見せてお話するだけだと指摘されなかったのですが、きちんと計測をしてもらうと、
乳頭からアンダーの距離が短く、今のままでは小さなバッグが入るのみで、
アンダーバストの位置を下げるしかないと言われ、すごいショック。

私のお胸はわずか3ヶ月程度で急成長し、乳頭より下の部分と乳首の成長が付いて
行かなかったのが原因かな。しかも位置がやや外向きでお相撲さんみたいだし。

ネットで同じような胸の症例を見ると、やはりアンダーを下げ縦長の胸になっていたの。
アンダーを下げるのは抵抗があるし、かと言って1カップ程度上げるのもコンプレックス
解消にはならない。今のままも同様。

どうしようかな。




12月18日???????? 手術前の戸籍上性別変更

身分証明書の写真と名前変更を、過去と現在の私が同一人物である証明書を提出し、
手続きが行われていました。役所での手続き以外に、クレジットカードでの買い物時に
レジで身分証明書の掲示が義務付けられている事、ホテルの宿泊をはじめ多くの場所で
必要な書類のため法律を調べましたが、性別欄が「男」である事は避けられません。

ただ一つだけ、かすかな望みがありました。
ここではパス(望む性に見られる事)やリード(元の性を見破られる事)の概念は存在しない。
GID(性同一性障害)を主張しても、SRS(性転換手術)済みでも、埋没以外に生きてゆけない
見た目が全ての社会。もし私の容姿が認められたら、状況が180度変わるかもしれない。
思い切ってSRSは未だけれど、性別までは無理ですよねと聞いてみました。
すると担当者の口から信じられない言葉が。

そんな容姿で男性と言ったって、誰も信じてくれないでしょう。」
「既に女性に変更しておきました。」とあっさり答えが返って来たの。

ちょ、ちょっと待ってよ。
そんなに簡単に性別を変更しても大丈夫なの?
法律上はどう解釈しても無理なはずなのに。
後で不可能な事を担当者が知らなかったという事態が生じる可能性があったため、
身分証明書を受け取るまでは信じられず、11月の日記では公表しませんでした。

そして、ようやくそれを手にすると確かに性別が「女」になっていました。
EU限定だけれど、これからは社会的にだけでなく法的にも女性。

GIDである事を訴えることなく、女性として生きるにふさわしいと判断され
性別が変更された事は、トランス開始前後の最低レベルの女装者と人からは
酷評され見下された劣等性の私にとっては、格別な嬉しさを感じました。

同時に抜け毛や精神的ストレスのため、より男らしい容姿になり、
日本人にはすぐに見抜けるこの声で西洋人に高く評価されても、
大学生である私が小学生に間違えられ、その中で学力や体力が勝っていると
解釈された様で非常に不快な気分に陥ったことも否定できません。

SRSを行うまでは体の違和感により悩まされるかもしれませんが、
新しい性別に相応しく、きれいになるように頑張らないとね。
というよりも今の容姿の状態が続けば女性として生きる資格はなし。

なんか疲れちゃった。
これから冬眠に入ります。
一月後くらいに様子を見に来ていただければ嬉しいです。

良いお年をお迎えくださいね♪



12月9日???????? 強制カミングアウト

一週間に渡る発熱、悪寒、体の痒みから、お腹の張り、肝臓の違和感が追加され症状を
ネットで調べると肝臓病に見事当てはまるため、アンドロキュアの副作用が心配になり、
先週急遽GIDの病院に行ったら信じられないことを言われてしまったの。

詳しくは後日述べますが、熱は一昨日よりようやくマシになったものの、腹部の張りが
耐え難く、今日別の病院で検査をしてもらって来ました。

問診で症状を話すと先生にこんな質問をされたの。
先生:「生理はいつありましたか。」
私: 「はぁ?」(私の知らない単語?)
先生:「生理です。」
私: 「ありません。」(あるわけないでしょう)
先生:「いつからありませんか?」
私: 「生まれたときから…」
   「実はトランセクシャルなんです。」
先生:「…」
私: (やっちゃた、強制カミングアウトを。)

血液・尿検査の後レントゲンを撮りに行ったら今度は技師さんに、妊娠はしていませんねと
聞かれたの。あのね、私が妊娠したら世界中のニュースになるでしょうとは言わずに、
淡々としていませんと答えたけれど、付き添ってもらったパートナーに話すと大爆笑でした。

結果は腸にウイルスからガスが溜まっていたのが原因で、肝臓値は正常なようでした。
ところが薬を飲むと顔に蕁麻疹がでて痒くてたまらない。
まあ、原因が判明しただけでもいいかな。

追記:
蕁麻疹を引き起こした際に2種類の薬を服用していましたが、どちらかが判明しました。
シプロキサン500mgという細菌を殺す錠剤です。
ネットで検索すると他にも蕁麻疹を引き起こしたという方がいらっしゃいました。
私の場合は肌が正常に戻るまで8時間以上を要しました。
体質にもよると思いますが、服用の際には気をつけてくださいね。



10月8日???????? オカマorオンナ?分からない

会う予定の男性は、昨年5月、RLE(性転換手術前に望みの性で社会生活を送ること)を
始めたばかりの職場に来社されていた際、レベルの低かった私に向かって、
オカマになったのと言われた経緯から、いつか見返してやると思っていた一人。

お化粧、ブラウス、スカートは清楚にコーディネートし、膝から足にかけては対照的に
薔薇とバタフライでアクセントを付け、待ち合わせ場所のレストランに向かったの。
スイーツで表現すると、ブルベリーチーズケーキ・ビターチョコソースがけかな。

レストランでは私を認識出来ず、まずは第一関門をクリア。
私であることを言ってしまった瞬間、オカマ、女装者と誹謗中傷を受けることが
過去に何度もあったから、まだ相手の反応が分からない。

ところが、話をしていると興味本位は抱かれたものの、ごく普通に接してくれ、
私に関する悪い噂を聞いてみたり、お顔のコンプレックスの事を話すと、
目を細めニヤニヤしながら、「マリーナ、気にしないでいい。可愛いから大丈夫だよ。」
と想像しなかった優しい言葉をかけてくれた。

オトコって現金な生き物なのね、去年はオカマだったのに。
挨拶の一部として女性から機械的に褒められ、ウンザリするのとは対照的に、
不器用な男性からそう言われると、お世辞でも女性ホルモン値が上がっちゃう。
さらに、レストランを出る時も、次に入ったカフェでも私に一切扉に手を触れさせず、
常にレディファーストを心得てくれて、久々に心が満たされちゃった。

余韻を楽しみながら最寄駅まで歩こうとすると、途中まで車で送ってくれることになり、
一緒に地下の駐車場に向かったの。

車に乗り込むと何かがシートの隙間に落ちたようで、注意をそちらに向けていると、
赤いマニキュアが塗られていない手が私の膝の上に。
最初は、私の過去を知っているし、普通の女性にしか興味がないと言っていて
まさかと全く気にしなかったけれど、爪で撫でられる感覚が膝、手の甲に伝わり、
そして、胸に達した時は、もう手遅れみたいだったの。

頭の中では話題を振って、状況を変えようとしたけれど、体に伝わるのは麻薬のような
電流のみで、いつしか自制心さえも消え、別人のように振舞っている私がいた。

ようやく駐車場を出ると、また膝を撫でてきて、感じるかなんて聞かれた。
通行人が少なくない狭い通りで、人の視線に晒されているかもしれない状況で。
確かに地下で拒まなかった私が悪いけれど、たとえ軽い気持ちでも、
「一人の人間」でなく「モノ」として扱われているように思え、傷ついた。

やめてもらいたいのに、言葉が見つからない。
過去を知らない人なら、女性として不快感や怒りをぶつければ終わり。
昔の私、現在の状況を知っている人に、どう振舞えばいいか分からない。
今の姿の通り女性として対処して、オカマのくせにと言われるのが怖かった。
そんな事を考えていたから、状況を変化させるまで少し時間を要したの。

また、私が不完全な体である為に相手にとっては、所詮オカマに過ぎず、罪悪感を
感じないのかもね。そう考えると悲しすぎて、涙も出てこなかった。
車を降りても放心状態の為、すぐにバスに乗ることが出来ず、30分以上はベンチに
座り込んでいたでしょうか。

バスを降り複雑な気分で車を停めた場所まで歩いていると、突如ヒューヒューと
口笛を吹く大きな音が聞こえて来た。その方向に視線をやると私に向けらていた。

男性にとってオンナは所詮、「モノ」にしか見られていないのかもと強く感じ、
更に追い討ちをかけられた憂鬱な気持ちに襲われたの。

そして、自分の扱いさえ分からない私自身に腹が立つと同時に、男でも女でもない
不完全な人間であることを再認識されられた。
そろそろ肉体的、精神的にも限界かも、、、


2009年8月22日???????? 古代エジプト壁画にいた私

好きでもない虫に顔中を接吻され、ようやくキスマークが薄くなり、気合を入れて
パスポート用写真を二度も撮りに行ったのですが、どちらも最低。
これ以上、お金をかけることが出来なく、究極の選択を迫られました。

一枚は、血の気が無く目だけが大きく開き、何かを訴えているような白い蝋人形。
もう一枚は、古代エジプトの壁画に出てくるような褐色の肌、あの独特な目をしていて、
とても三次元世界に生きている実在の人間には見えません。

どちらも子供の頃に恐怖を感じていた人物像で、悩んだ末、古代エジプト人を選択です。
おかげで申請用紙に、もう少しで紀元前19xx年生まれと書くところでした。(^_^;)

写真って、気合を入れると、どうしてダメなんでしょうね?
前回は自分で写したものが、ドットが荒いという理由で却下され、いい加減なメークのまま
その足で撮りに行ったら、それなりの出来になっていたのに。

わずか2年で3冊目の旅券。
まるでコレクターみたい。

最初のものはノンホル時代で、1年後には本人確認に通用しなくなり、
日本の出入国審査では、係員がパスポートを後ろに並んでいる人に見える位置に掲げ、
大きな声で「この写真の人は誰ですか。」と聞くため、たまたま横のブースにいた知り合い
にも丸聞こえで頭に来まくり。

2冊目のお化粧した写真に変えたのは、まだ去年の12月。
出入国時に各国で揉めることはなくなったけれど、わずか8ヶ月の短命でした。

そしてこの新しい名前のパスポート。
SRSを受けたら、また変えることになるのでしょうね。
性別欄が"M"のままだと、なぜMr.になっているのと、またイミグレで突っ込まれそうだし。
有効期限内に何度も作り直す私って、いいお客さんだね。

本当に上客と思われたのかな、窓口の人がわざわざ出て来て私の全身を観察しながら、
「来られる度に綺麗になられていますね。」
とお世辞を言われてしまいました。

恥ずかしかったけれど、最近、お顔のことで落ち込んでいたから、お世辞でも嬉しかった。
ありがとうね。

    ..........       


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